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シグニファイア

シグニファイア(Signifier)は、対象物と人との関わりを示唆するあらゆる記号を指す概念。アフォーダンスが誤用されていたことを受けて、ドナルド・ノーマンが記号論の概念を借用して提唱した。
例えば、Webページに表示された下線が付いた青や紫の文字は「他のページに遷移できる」ことを示す視覚的なシグニファイアといえる。

シグニファイアは人によって意図的に設計されるとは限らず、偶発的に生じることもある。しかし、デザインの観点からは、ユーザーが知覚する表層表現(視覚的な意匠など)を適切に設計し、ユーザーが適当な行動を取りやすくするために持ち出されることが多い概念である。

シグニファイアの概要はシグニファイア - Wikipediaを参照したい。 また、シグニファイアが提唱された「複雑さと共に暮らす - D.A.ノーマン」(Amazonリンク)や、アフォーダンスが提唱された「誰のためのデザイン? - D.A.ノーマン」にシグニファイアへの言及が追加された改訂版(Amazonリンク)を読むことで詳細な理解が得られるだろう。